黒猫 サビ猫 毎日が三拍子

人生は三拍子、ときに変拍子。

犬の玩具

病を抱えながら一人暮らしを続けていた76歳の叔父が、ついに力尽きて入院した。 もうこれ以上、治療ができないため、普通の病院ではなく、限りなくホスピスに近い看護付き老人施設だ。 たぶん、もう家には戻れないだろう。 先日、母と長兄である伯父と私の3…

足の下にはデタラメな地層

なんでも、忘れていく。 たのしかったことも。かなしかったことも。 心を震わせてくれた誰かの言葉も。映画のワンシーンも。本のページも。 でも。いったん忘れてしまっても、 脳は、勝手に潜在意識というクローゼットの中に押し込んで、 ふとしたときに、今…