黒猫 サビ猫 毎日が三拍子

人生は三拍子、ときに変拍子。

ヨジングの雄弁な無表情

「王になった男」を最終話まで完走。歴史ドラマが苦手な私をゴールまで導いてくれたのはもちろん、ジャンキーでイッちゃってる王様と、素直で賢くてかわいい道化師を一人二役で演じ分けた主役のヨジング氏の魅力。というか魔力。笑う時以外は、だいだいいつも三白眼のポーカーフェイス。なのに無表情なその顔がアップになると、不思議と幾つもの複雑な感情が観ているこちらに伝わってくるのだ。もうこれは、「魔法」としかいいようがない。
 ストーリー自体は、少年ジャンプみたいな王道的エンタメなんだけど、「三白眼」が装備されるだけでスパイスの効いた「花とゆめ」風味に。ああ、彼の演技を陰で支える紫のバラの人になりたい。たとえが昭和ですみません。

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